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悼む

落語家・笑福亭鶴志さん=5月8日死去・64歳

笑福亭鶴志さん=松竹芸能提供

 六代目笑福亭松鶴(しょかく)師匠のもとで、彼は特別長く運転手をしていました。運転手は誰にでも務まるもんやない。師匠からすれば、まず安心して運転を任せられる人間やないとあかん。それから、話し相手にもなれんとあかん。つまり、お気に入りだったということでしょう。豪快に見えて実は勉強家の鶴志君のこと。師匠と話を合わせられるよう、いろいろ勉強していたのかもしれません。

 長くそばにいたことで、松鶴師匠の芸はもちろん、師匠と一緒に角座に出演していた漫才の師匠方なんかの上質の呼吸を間近で見て、身につけていた。彼の落語には、その呼吸が生きていました。古典落語は若い頃から正攻法で、小手先を使って変に笑わせるようなことは絶対にしない。そういうところも松鶴師匠に似ていました。昔はよく一緒に朝まで飲んだけど、実は家では酒を飲まない。それも松鶴師匠と同じ。落語も生き様も、松鶴師…

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