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米国の選択

トランプ米大統領が2020年大統領選への立候補を正式に表明し、再選に向けた活動を本格化させた。選挙スローガンは前回から「米国を偉大なままに」と変わったが、訴えの中身は変わらないまま。分断した政治状況の中で、自身の支持層の共感のみを追求するスタイルを貫く構えだ。

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2020年大統領選 トランプ氏、集会戦略に壁 コロナ感染拡大足かせ

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中西部ウィスコンシン州の有権者向けに電話で演説するトランプ大統領=2020年7月17日、同氏のフェイスブックページから
中西部ウィスコンシン州の有権者向けに電話で演説するトランプ大統領=2020年7月17日、同氏のフェイスブックページから

 米国で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないことから、共和党のドナルド・トランプ大統領(74)は11月の大統領選に向けた大規模な集会の開催を当面、断念せざるを得ない状況に追い込まれた。17日に初めてバーチャル形式の選挙集会を開催、オンラインでの訴えを中心にする考えを示した。民主党候補のジョー・バイデン前副大統領(77)に支持率でリードされるトランプ陣営は、選挙戦の戦略の抜本的な見直しを迫られている局面だ。

 各地で対立候補を圧倒する万単位の聴衆に直接語りかけ、地元メディアの報道を独占する大規模集会は、トランプ氏が2016年の前回選で当選した要因の一つだった。今回もバイデン氏と支持の拮抗(きっこう)する接戦州では、重要な武器になるとみられていた。しかしトランプ氏は17日のバーチャル形式集会で「感染問題が解決しない限り、大規模集会を開くことは難しい」と発言した。

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