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漆黒を照らす

/100 戦後75年 ガンダムから見る戦争(前編) 安彦良和氏が語る「小さき者の視点」 /大阪

『機動戦士ガンダム』が放映されたのは79年。昨年40年を迎えた。自身のガンダム像を語る安彦良和さん=7月上旬・埼玉県にて、玉本英子撮影

 アニメ『機動戦士ガンダム』は、人類が宇宙に移民した未来世界を舞台に、地球連邦軍とジオン公国軍の1年にわたる戦争を描いた物語だ。モビルスーツを操る連邦軍の少年兵パイロット・アムロと、ジオン軍の「赤い彗星(すいせい)」シャアの駆け引きや、登場人物の人間模様も盛り込まれ大ヒット。続編としてさまざまなガンダムシリーズが作られた。富野由悠季総監督のもと、最初の『ガンダム』でキャラクターデザインと作画監督を担ったのが安彦良和さん(72)だ。「勧善懲悪の機械モノと呼ばれた当時のアニメの中で、白黒分けない戦争を描いたことは、画期的だった」と安彦さんは話す。

 私が『機動戦士ガンダム』を見たのは、中学生の頃。アムロが母と再会する場面は今も印象に残っている。かつてアムロが暮らしていた家には、酔っぱらった連邦軍兵士たちが入り込み、隣家の女性にも横柄に振る舞う。同じ連邦軍のアムロは憤慨するが、家族を亡くした隣人はつぶやく。「あの兵隊さんは本部から見捨てられ、あんな風になってしまった。やだねぇ戦争って」。アムロは避難民キャンプで働く母と再会を果たす。だがそこは…

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