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「失敗しない離婚」とは 緊急宣言解除後に相談急増 弁護士がYoutube動画

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「離婚弁護士ユーチューバー」として、デビューした中里妃沙子弁護士(丸の内ソレイユ法律事務所提供)
「離婚弁護士ユーチューバー」として、デビューした中里妃沙子弁護士(丸の内ソレイユ法律事務所提供)

 「コロナ離婚」が流行しているといわれるが、離婚って、そんなに簡単なものなのだろうか。動画投稿サイト上では「失敗しないための離婚講座」と題して毎週火曜日に投稿される約10分間の解説が注目を集めているという。投稿しているのは、年間300件以上の離婚案件を請け負う中里妃沙子弁護士(59)。恐る恐る話を聞いてみると、「離婚を準備することで気持ちが落ち着くこともありますよ」と、なんとも前向きな感じである。【統合デジタル取材センター/生野由佳】

離婚相談が宣言解除後に急増

 「パートナーが近くにいるので、家からは相談ができなかった」。中里弁護士が代表を務める事務所では、5月下旬に東京都の緊急事態宣言が解除された後に相談が急増したという。

 宣言継続中の4月から5月中旬ごろまでの相談は主にウェブ会議システム「ズーム」や電話などで対応していたが、相談件数は例年の半分以下だったという。冒頭は事務所に寄せられた相談者のほっとした声である。次に具体例をみていきたい。

夫婦共に在宅勤務 夫は鍵をかけて自室に

 ある50代の会社員女性は結婚歴15年以上で、中学生の子供1人がいる。子供の教育面ですれ違いはあったが、以前は離婚を具体的に考えたことはなかった。

 だが、コロナ禍で夫婦共に在宅勤務になったのに、子供の世話や食事の用意に追われるのは女性ばかり。夫は自室で仕事をして鍵までかけてこもってしまったという。女性は精神的に耐えられなくなり離婚を切り出した。夫が「態度を変える」と言ったら考え直してもいいが、おそらく無理だと諦めている。

在宅勤務になり、職場でのストレス発散が不可能に

 別の50代の会社員女性はコロナ禍以前から、夫婦仲が思わしくなかった。だが、家計を支えているのは夫の収入という現実に妻は不満を口に出せなかった。そのストレス発散となっていたのが、人間関係が良好な職場だったが、コロナ禍で共に在宅勤務に。家事育児はすべて妻まかせの不満をどこにも吐き出せず、いつしか「うつ状態」に。いつしか「コロナが終われば、別居の場所を探せそう」という“希望”を持つようになった。四六時中向かい合うようになったことから、経済面の不安よりもストレスの方が上回り、離婚への気持ちを固めたという。

家にいるパートナー…

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