無断投稿、リツイートでも権利侵害 写真の著作者名切り取り訴訟 最高裁判決

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最高裁判所=東京都千代田区隼町で2019年2月10日、本橋和夫撮影
最高裁判所=東京都千代田区隼町で2019年2月10日、本橋和夫撮影

 ツイッターに無断でツイートされて一部が切り取られた写真をリツイートすることが著作者の人格権を侵害したといえるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)は21日、著作者が写真上に記した名前が見えなくなった状態でリツイートした場合は、権利侵害に当たるとの判断を示した。

 裁判官5人中4人の多数意見。林景一裁判官は権利侵害には当たらないとの反対意見を述べた。判決は、クリック一つで他人の投稿をインターネット上に拡散できるリツイートに際し、投稿者に権利侵害の有無を確認するよう求めたといえ、影響が出そうだ。

 北海道の写真家の男性は、撮影したスズランの写真を、左下に自分の名前を記してネットに公開した。この写真を2人が無断でツイートし、さらに別の3人がリツイートして拡散した。

 ツイッターに写真をツイートすると、投稿欄に収まるように写真の一部を切り取るトリミングが自動でされることがあり、男性の写真も名前を記した部分が切り取られた。写真をクリックすれば元の写真が表示されるが、男性側は「著作者人格権」を侵害されたとし、投稿者5人を特定する情報の…

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