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わたしの居場所

誰もがありのままで 好きなことから自立へ 知的障害者施設「しょうぶ学園」

自らの作品に囲まれて制作に励む鵜木二三子。しょうぶ学園で絵の才能が開花した=鹿児島市で

 深い緑に包まれた約9000平方メートルの広大な敷地に、木をたたく軽妙なリズムがこだまする。思い思いに土をこねたり、色とりどりの刺しゅうをしたり。作業に打ち込む利用者たちの表情は、みな柔和で、どこか誇らしげに見える。

 鹿児島市郊外の住宅街にある知的障害者支援施設「しょうぶ学園」。一人一人が持つ独創性や感性を、健常者の論理で矯正することなく、そのまま受け入れて生かし、木工や絵画などのエネルギーあふれるものづくりに取り組んでいる。

 幅2メートルほどの大きな白い布地に、鵜木(うのき)二三子(ふみこ)(46)がフェルトペンで彩色を施していく。筆遣いに迷いはなく、あっという間に鮮やかな色で埋め尽くした。近くに立てかけられた絵画の中では、多くの人が大きな瞳を輝かせている。「絵を描いている時間が一番好き」。まぶしい笑みがこぼれた。

 鵜木は別の施設への短期入所や通所を経て5年前、しょうぶ学園に入った。当初は陶芸の工房にいたが、職員に似顔絵付きの手紙を頻繁に送る様子を統括施設長の福森伸(60)が目にして、絵画に誘った。今では園内のギャラリーで個展を開いたり、各地の展覧会に出品したりするまで、才能を開花させた。

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