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 3年前、このコラムで「慶安の変」について書いた。いわゆる「由井正雪の乱」である。この乱の背景にあったのは、江戸特有の貧困だった。多くの大名が改易になった結果、武士の失業者があふれたのである。武士は農耕地を持たない。失業した武士たちは代々もらっていた給与がもらえなくなった。実家ごと失業したのである。

 このように江戸時代の特定の時期に発生した貧困だけでなく、都会だからこその貧困がさまざまあった。江戸なら仕事がある、江戸なら面白い生活ができると思って出てきてしまう若者たちや、1種類の技能のみで生きる職人たちが抱える貧困である。今の東京と同じように、確かに仕事はあるのだ。しかし健康保険も失業手当もない。いった…

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