50代でもなお、世界のトップとして戦う選手は珍しい。レーサー(競技用車いす)を42.195キロこぎ続ける車いすマラソンは、体力勝負の側面が大きいからだ。だが、山本浩之(54)=はぁとスペース=は、20日で400日前となった東京パラリンピックに向けて「すべてを出し切る。今はそのための下地を作る期間」と泰然自若。4大会連続出場を狙う「中年の星」は、その情熱を絶やさず燃やしている。
「本気でパラリンピックに挑むのは東京が最後かな」と、自身の進退を明かした。日本パラ陸上競技連盟の強化指定選手に選ばれ、大会では常に上位争いに絡む山本ですら、年齢を考え始めた。「年齢的にも元気に走れるのは東京まで」。自身と向き合い、自国開催の祭典を集大成とすることを決めた。
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