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10万円給付金受け取りに壁 こぼれ落ちる男性DV被害者 「相談できる人がいないと」

「受け取れていない人がまだいるのでは。すべての人に支給してほしい」と話す男性=東京都渋谷区で2020年7月14日午後6時2分、藤沢美由紀撮影

 1人10万円の特別定額給付金の申請期限が近づく。「(新型コロナ)ウイルスとの闘いを乗り切るためには何よりも国民との一体感が大切だ」と一律給付を約束したのは安倍晋三首相だが、制度の網の目からこぼれ落ちる人は後を絶たない。東京都渋谷区で暮らす男性(53)は「自分も相談できる人がいなければ申請できなかった」と話す。一律給付なのになぜ、申請が難しい人が出てきてしまうのか。【藤沢美由紀/統合デジタル取材センター】

 この男性は東京都内の出身で、長く渋谷区内で野宿生活を送っている。子どもの頃から、同居していた父親から殴られるなどの暴力を受け続け、家を出た。80代の父親とは10年以上会っていないが、住民票は父親が暮らす住所に残したままだ。

 特別定額給付金は個人への給付金だが、原則的には世帯主が世帯全員分をまとめて申請し、世帯主の口座に振り込まれる制度設計になっている。

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藤沢美由紀

2007年入社。山口支局、熊谷支局、八王子支局、東京本社社会部、医療福祉部(現くらし医療部)を経て2020年春から統合デジタル取材センター。LGBTなど性的少数者に関わる教育、医療、職場、法、家族などの問題を中心に取材。当事者団体と有志記者による「LGBT報道ガイドライン」作成に参加。

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