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#最後の1年

新型コロナに揺れる学生スポーツ界。最高学年の選手は無念や戸惑いを抱きながら「最後の1年」を過ごしています。

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#最後の1年

明大ラグビー部 重戦車FW支える「遠回り」した大器「ここからだ」

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全体練習再開初日にグラウンドを駆け抜ける明治大の片倉康瑛(手前左)と箸本龍雅(同右)=東京都世田谷区八幡山で2020年7月14日午前10時45分、谷口拓未撮影
全体練習再開初日にグラウンドを駆け抜ける明治大の片倉康瑛(手前左)と箸本龍雅(同右)=東京都世田谷区八幡山で2020年7月14日午前10時45分、谷口拓未撮影

 復活優勝を目指す明治大ラグビー部。重戦車FWの中核を担うのは、190センチの長身ロックで副将の片倉康瑛(やすあき、22歳)だ。新型コロナウイルスの感染拡大で始動が遅れようとも、一度はラグビーを離れて回り道した遅咲きの大器は慌てない。

 部の拠点の東京都世田谷区八幡山。約3カ月ぶりに全体練習を再開した7月14日、この時期にしては冷たい雨が降り注いでいた。それでも半袖、短パンの練習着に身を包んだ屈強なラガーマンたちがグラウンド中央で声をそろえた。「レディー、ゴー」。野太い声を響かせたのが片倉だ。

一度は離れた楕円の世界

 同じロックでも主将の箸本龍雅(りゅうが、21歳)とは足跡が違う。東福岡高3年時に花園での全国高校ラグビー大会など高校3冠を遂げ、エリート街道を突き進んできた箸本に対し、片倉は曲…

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