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「恐怖心と怒りで許容できなくなっている」 爆笑問題・太田光さんが感じるコロナ禍の分断

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インタビューに答える爆笑問題の太田光さん=東京都杉並区で2020年6月27日、吉田航太撮影
インタビューに答える爆笑問題の太田光さん=東京都杉並区で2020年6月27日、吉田航太撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大により延期された東京オリンピックの開幕まで、23日であと1年。芸能界屈指の論客、「爆笑問題」の太田光さん(55)に「アンダーコロナ」の世界で感じたことや「お笑い」の役割、さらにオリンピック・パラリンピック大会への思いなどを語ってもらいました。

「来年も無理」とは言いたくない

 ――現在の日本や世界の状況をどう見ますか。

 ◆新型コロナウイルスについて何が正しいのか、まだ答えが出ていないからね。みんなが持っている答えがそれぞれ違うから、いろいろと対立が生まれやすいんだと思う。

 オリンピックにしても、今の時点で「来年も無理だろう」って言う人は多い。けれど、オレは言いたくないなと思うんですよ。

 オリンピック自体が決まったときは「え、今?」と思った。安倍さんが言った「アンダーコントロール」って言葉にも違和感があったし。でも、あれから数年、東京オリンピックに多くの人が期待をして進んできた事実がある。安倍さんも、世界が見ているから福島のことをきっちりやらなきゃいけない。その意味では東京オリンピックは「あり」と思っていたから。延期になって、さらに「来年も無理」と言っても、誰も元気にならないじゃん。

 「もっと感染広がったらどうする」…

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