メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「2人で一つ」体操女子のエース村上茉愛を奮い立たせた盟友との絆

「体操ができるってこんなに幸せなんだ」。練習で笑顔を見せる村上茉愛=横浜市青葉区の日体大体操競技館で2020年7月13日、宮武祐希撮影

 体操女子のエース村上茉愛(23)=日体ク=は昨年、けがに悩まされてきた。人目もはばからず悔し涙を流したこともある。延期により23日で開幕まで1年となった東京オリンピックに向け、気持ちを新たに再スタートを切った村上を常に奮い立たせてきたのは、「2人で一つ」と信頼を寄せる盟友の存在だった。【円谷美晶】

 7月13日、横浜市青葉区にある日体大健志台キャンパスの体操競技館で、村上は後輩とともにトレーニングに励んでいた。新型コロナウイルスの影響で約3カ月間、大学の施設を使用できず、全体練習は6月28日に再開したばかり。今も時間の制限はあるが、「体操ができるってこんなに幸せなんだ」と実感している。

 大学に入ってからは寮生活だったが、活動自粛中は東京都内の実家で過ごした。ペットと遊び、美容師の母英子さんと一緒に料理を作り、たくさん会話し、髪も切ってもらった。思いがけず体操から遠ざかった時間が、焦りと不安を消し去り、「気が全部晴れた。前しか向いていない」と表情は明るい。

 昨年は試練の時だった。春先から腰痛を抱え、世界選手権代表選考会を兼ねた5月のNHK杯は直前に状態が悪化。大粒の涙を流しながら棄権を決断した村上が歩み寄ったのは、3大会連続の五輪出場を目指す1歳上の寺本明日香(24)…

この記事は有料記事です。

残り870文字(全文1411文字)

円谷美晶

毎日新聞東京本社運動部。1985年、東京都生まれ。2009年入社。北海道報道部、千葉支局を経て、東京社会部では気象庁や東京都庁を取材。18年から東京運動部で五輪取材班となり、体操、トライアスロンなどを担当。高校までの部活動は陸上で中・長距離の選手。いつも皇居周りを走っていた。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 療養ホテル、沖縄は1カ月半「ゼロ」 菅氏が批判、知事は「予想より早く感染者増えた」

  2. ベトナムで感染力強い型のコロナ流行か 首相「拡大防止へ重要な時期」

  3. 4万人までの1万人増は9日間で 初感染者から1万人と比べペース10倍に

  4. 療養ホテル確保数「ゼロ」の沖縄に不快感 菅氏「何回となく促した」

  5. PCR陰性の20代を誤って陽性者の宿泊施設に 福岡市が陳謝

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです