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週刊テレビ評

心を射抜く赤木俊夫さん手記 「再調査せず」血が通わぬ政権=金平茂紀

 命を賭して発せられた言葉は、聞く人の心を射抜く。こんな実体験は、長い記者生活の中でもそう頻繁にあることではない。だが、会員制交流サイト(SNS)上を泡のように飛び交って消費されるつるつるした言葉や、プロンプターに投影された原稿を「よくできました」と褒められたいがごとく朗読される空疎な言葉たちに包囲されている私たちの日常の中で、命がけの言葉というものは、やはり私たちを突き動かすのだ。

 学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却を巡り、財務省の公文書の改ざん作業を実行させられた近畿財務局の赤木俊夫さん(当時54歳)が、公務員としての良心の呵責(かしゃく)からうつ病を発症し、ついには自死に至った事実を私たちは忘れようとしていた。俊夫さんの横にいて、壊れていく夫の姿を日々見守り、ついには自死の発見者となってしまった妻の雅子さんが、俊夫さんと過ごした時間や交わした会話、そして俊夫さ…

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