のぞえの丘病院院長 堀川直希さん 対話や地域とのつながり必要 /福岡

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
堀川直希さん
堀川直希さん

 新型コロナウイルスの感染対策で「ステイホーム」が叫ばれ、家族が一緒に過ごす時間が増えた。自傷行為や虐待などで心の治療が必要な子どもたちが入院する精神科の「児童思春期病棟」を備えた「のぞえの丘病院」(福岡県久留米市)の堀川直希院長(39)に、コロナ禍での家族のあり方について聞いた。

――感染拡大は入院中の子どもたちへの治療にも影響がありましたか?

 ◆子どもの患者の多くは家庭や学校で傷ついた経験があり、大人に不信感を抱いています。コロナ禍で行き場のない怒りをスタッフにぶつけたり、患者同士の衝突が増えたりしました。私たちが濃厚接触を避け、物理的な距離を取ると、拒否されたと受け取る子もいます。入院中の子どもは漠然とした不安をずっと抱えていますが、先行きの見えないコロナ禍がそれをより深刻にさせています。

この記事は有料記事です。

残り634文字(全文985文字)

あわせて読みたい

注目の特集