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時代の風

コロナで「日本化」する世界 経済のあり方、再検討を=中西寛・京都大教授

=北山夏帆撮影

中西寛(ひろし)・京都大教授

 新型コロナウイルス感染症が社会を覆い尽くすようになって耳につくようになったのは「経済を回す」という言い回しである。「オーバーシュート」や「新しい生活様式」といった明らかな新語とは違って、いつの間にか誰もが自然と発するようになっていたと思う。少なくとも毎日のように聞くようになったのはコロナ流行以降だろう。

 しかし世界的流行が始まって約半年を振りかえると、印象深いのは金融やネットを通じたバーチャル世界と、生身の人間が動くリアル世界の落差である。マネーの世界では経済は十分に回っている。株価は多くの国で一時の暴落を脱して流行前のレベルに近づいている。日経平均は今年1月に2万4000円台をつけた後、3月に1万6000円台まで下がったが、現在は2万2000円台まで戻した。欧米やアジア諸国も似たような状況であ…

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