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接触確認アプリ、フランスで「官製」不評 欧州でアップル・グーグル連合製高評価の訳

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フランス政府が開発したアプリ「ストップコビッド」のアイコン=久野華代撮影
フランス政府が開発したアプリ「ストップコビッド」のアイコン=久野華代撮影

 欧州連合(EU)が推奨する、新型コロナウイルスの感染者と接触した人に通知が届くスマートフォン向けアプリの普及が難航している。背景には、効率とプライバシーを巡る葛藤がある。現状のアプリ普及競争では意外にも、これまで欧州でプライバシーの敵とみられていた米ⅠT大手が優位に立っている。【ブリュッセル八田浩輔、パリ久野華代】

仏の利用人口3%未満、接触通知たった14件

 パリに住むジュリエットさん(24)は、6月初旬に仏政府が配信したコロナ追跡アプリをダウンロードしたが、今は使っていない。「利用者が少なすぎて機能しないと知ったから」と理由を語る。

 仏政府によると、配信3週間後の6月下旬までに190万件ダウンロードされたが、46万件が既に削除された。利用人口は3%に満たず、陽性者との接触の可能性が通知された数は14件にとどまる。

 欧州では5月半ばから外出規制が段階的に緩和され、接触確認アプリは任意利用ながら「第2波」への備えに重要なツールの一つと位置づけられている。EU欧州委員会は「アプリの可能性を最大限に引き出すには多くの市民の参加が必要」と利用を呼びかけるが、仏メディア、フランス・アンフォなどが実施した世論調査では、仏国内でアプリを使用したいと答えた人は約半数にとどまる。

「政府が管理す…

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