ネット中傷、授業で考察(その1) 開成中2年、リアルな被害題材

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授業の最後に講演するスマイリーキクチさん=神田邦彦教諭提供
授業の最後に講演するスマイリーキクチさん=神田邦彦教諭提供

 SNSによる誹謗(ひぼう)中傷が大きな問題になる中、インターネットとどう向き合っていくのか。とりわけ教育現場の役割は重要だ。全国屈指の進学校、開成中学・高校(東京都荒川区)では8年前、ある「課題図書」を授業で取り上げ、ネット中傷について徹底的に考えたという。その課題図書とは、そこで交わされた議論とは……。

 私はSNSによる誹謗中傷問題を取材する中で、中傷被害経験のあるお笑い芸人、スマイリーキクチさん(48)に取材をした。スマイリーキクチさんは「殺人関与」などのデマに長年苦しめられ、事件にも発展。その後、芸能生活のかたわら、ネットリテラシーについて各地で講演活動などをしている。そうした話題の中で、スマイリーキクチさんが「僕の本をいち早く授業で使ってくれたのが開成だったんです」と語った。興味を持った私…

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