私の原点、宝塚のステージ 上演中「はいからさん」原作者・大和和紀さん

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花組公演「はいからさんが通る」で主演するトップスターの柚香光(左)とトップ娘役の華優希=兵庫県宝塚市で2020年7月16日、山田尚弘撮影
花組公演「はいからさんが通る」で主演するトップスターの柚香光(左)とトップ娘役の華優希=兵庫県宝塚市で2020年7月16日、山田尚弘撮影

 コロナ禍で約4カ月にわたって休演していた宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)が再開し、最初の公演となる花組「はいからさんが通る」が上演中だ。トップスター、柚香光(ゆずかれい)が2017年に主演した人気作の再演で、1975~77年に「週刊少女フレンド」で連載された少女漫画が原作。開幕した17日に駆けつけた作者の漫画家、大和(やまと)和紀(わき)さんは「初日にこぎ着けられたことがただただありがたい」と喜ぶ。

 大正期の東京を舞台に、陸軍少尉の伊集院忍(柚香)といいなずけの快活な女学生、花村紅緒(べにお)(華優希(はなゆうき))が繰り広げる恋物語。シベリア出兵や関東大震災といった時代背景も描く。「苦難が降りかかる時代の物語を、このタイミングでお客様に届けるということ」を意識したという柚香。大和さんは「組子(演者)さんの舞台への思いやモチベーションの維持が、いかに大変であったかを思うと胸がいっぱいになる」…

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