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継続は力なり

わかやま100年企業の挑戦 小宿「栖原温泉」 「もらい湯」から「かくれ湯」に /和歌山

「質の高い料理を提供したい」と口をそろえる千川久喜社長(右)と跡継ぎの晃矢さん=和歌山県湯浅町栖原で、山口敬人撮影

 みかん山と、点在する民家。湯浅町の小宿「栖原(すはら)温泉」は、この辺りではありきたりといえる風景の中に建つ。ただ、いっぷう変わっているのは、宿の誕生ものがたり。なんだか、日本昔話のようだ。

 むかしむかし、と言っても明治時代のこと。ご近所さん同士が交代でお風呂を沸かす「もらい湯」という習わしがあったという。ある時、誰かが言い出した。「不思議なことに千川(ちかわ)家の井戸水で沸かしたお風呂に入ると、いつまでもポカポカとよく温まる」。そんな評判を聞きつけた当時の村役場が、岩盤をうがったような井戸から湧く水を調べてみると、なんと「温泉」。今も「和歌山縣(けん)病院」名で出された1892(明治25)年の温泉分析表が残る。

 地元の人たちの要望を受け、千川久喜社長(52)の高祖父がこの年の11月、温泉を楽しめる公衆浴場と旅館を「養老湯」の名で開業。ここに「紀州のかくれ湯」の歴史が始まった。

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