理化学研究所が開発するスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」が、国際ランキングの4部門で1位を獲得した。日本製スパコンが首位となるのは2011年の「京(けい)」以来だという。
京といえば民主党政権の事業仕分けの対象となったときに「2位じゃだめですか」と開発者を問いつめる蓮舫参院議員の姿が印象的だった。とはいえ高みを目指すのは技術者の本性だし、開発費に見合う活躍をしてくれれば異論は出るまい。
富岳はどうか。新型コロナウイルス禍の中で予定を前倒しして分子シミュレーション実験に使われた富岳は、新型コロナ感染症に効きそうな新薬候補を2000種以上の既存薬の中から数十種に絞り込んでみせたという。従来、数カ月かかった作業を1週間で済ませたのは京より大幅に高まった計算能力のたまものだ。こうして、すぐにも役に立ってくれそうな期待が高まるが、ここは冷静になるべきだろう。
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