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悼む

彫刻家・関頑亭さん=5月18日死去・101歳

 「耳で観(み)て、目で聴いて、心で描く」を唱え、創作に打ち込んだ。脱活乾漆(だっかつかんしつ)という奈良時代の技法を独自に追求し、73歳で代表作の弘法大師像を完成させ、菩提寺(ぼだいじ)である東京・中野の宝仙寺に奉納。木彫、絵画、書画など創作は多岐にわたり、墨で描いたナマズは、ひょうひょうとしていて、まさに自身の分身のようだった。

 東京の近郊、谷保村(現・国立市)で生まれた。「子どものときから無心で絵を描いていた」と言い、17歳で木彫界の重鎮、彫刻家の沢田政広に弟子入り。4年後、旧満州(現中国東北部)の関東軍独立守備隊に配属され、戦地にあっても絵筆を離さなかった。除隊で帰国し、敗戦。「戦争は人間を変える」と振り返り、「日本は再び危うくなってきた」と今の政治に批判のまなざしを向けた。

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