全国学力テスト、小中一貫校化、学校統廃合――。競争や選択の自由を特徴とする「新自由主義教育改革」を批判的に検証し、住民自治や学校自治のあり方を研究している。近年、年間300校ほどの公立小中学校が消えている。「学校がなくなれば地域は廃れていく」。少子化や自治体の財政難を背景に各地で進む学校の再編計画に危機感を抱く。
1998年ごろ、小中学校が選べる制度が実質導入されていた東京都足立区で調査に携わった。教員や保護者に「選ばれない学校が淘汰(とうた)される危機感」が広がっていた。2年間過ごした米国では公設民営の「チャータースクール」に公立校の子どもが奪われているのを目の当たりにした。帰国後、都内で広がり始めていた学校選択制による統廃合について共著を出すと、読んだ保護者から「うちの学校もなくなりそう」などの訴えが…
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