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エンタメノート

今こそ「天下泰平の祈りを」 国立能楽堂に石飛博光さんの書

能楽堂に飾られた石飛博光さん書のびょうぶ=東京都渋谷区の国立能楽堂で2020年7月26日午後5時58分、油井雅和撮影

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 「今、国難に立ち向かうすべての人々に天下泰平の祈りを捧(ささ)げる」――。国立能楽堂(東京都渋谷区)のロビーに、訪れた人の心に響く書のびょうぶが飾られた。

 能楽堂のすぐ近くには国立競技場があり、この時期は「東京2020オリンピック・パラリンピック能楽祭」が予定されていた。五輪延期で「能楽公演2020~新型コロナウイルス終息祈願~」(能楽協会など主催)と名称と企画を改め、27~31日と8月3~7日の10日間、人間国宝や各流儀の宗家、人気者など能楽界のオールスターが登場する夢の舞台が開かれる(前売り券販売終了、当日券発売なし)。

びょうぶと周辺はブルーのライトで照らされている=東京都渋谷区の国立能楽堂で2020年7月26日午後5時57分、油井雅和撮影

 「能楽は日本人が育てた祈りの芸術。こんな時代だからこそ能楽を」と、公演は、新型コロナウイルスの最前線にある医療従事者への敬意と感謝、そしてコロナ終息を願い、祈りをささげる意味合いもある。

 びょうぶは毎日書道会常任顧問の石飛博光さん(79)が、この企画のために書き下ろした。力強く響くびょうぶの縁は青く、そして周辺もブルーのライトに照らされている。

違和感のないよう文様紙を張り座席の間隔を取った能楽堂の客席=東京都渋谷区の国立能楽堂で2020年7月26日午後6時19分、油井雅和撮影

 能楽堂もコロナ対策として、客席と客席の間に文様紙を張ったり、入り口の両脇に手洗い場を増設したりと万全の受け入れ態勢を整えた。換気のために普段は締め切っている中庭のガラスドアも開け、蚊取り線香とその近くには万一のための消火用の水も用意した。

 何かと心忙しい日々、平穏を祈りつつ最高峰の能、狂言を楽しめる舞台を、という関係者の思いが込められていた。【油井雅和】

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