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院内感染から得た教訓 PCRセンター、手指の消毒…病院の第2波への備え

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PCR検査を実施するため、検体の処理を行う東京慈恵会医科大PCRセンターの職員=東京都港区で2020年7月14日午後3時42分、島田信幸撮影
PCR検査を実施するため、検体の処理を行う東京慈恵会医科大PCRセンターの職員=東京都港区で2020年7月14日午後3時42分、島田信幸撮影

 新型コロナウイルスの「第1波」では、全国の病院で院内感染が発生し、多くの人が亡くなった。病院内は基礎疾患のある患者が重症化するリスクが高いほか、病院の機能が停止して地域の医療崩壊につながる危険もある。入院患者や医療スタッフの感染防止は喫緊の課題だ。感染者が再び急増するなか、病院側はどのような対策を取っているのか。

目詰まり起こした検査

 「(感染を)疑っても結果がなかなか出てこないようでは闘いようがなかった」。7月1日、感染者214人、死者43人と国内最大の院内感染を起こした永寿総合病院(東京都台東区)の湯浅祐二院長が日本記者クラブで行った記者会見。感染拡大の理由を問われた湯浅院長はPCR検査の遅れを原因の一つに挙げた。

 同病院では3月20日前後に複数の患者と看護師が発熱。翌21日に患者2人にPCR検査を実施し、2日後に陽性の結果が出た。その後も検査のたびに感染者が増えていった。

 3月下旬にすべての入院患者と職員の検査を実施したが、全結果が出るまでに9日を要した。湯浅院長は「院内にPCR検査の機器がなく、迅速に検査できなかった。結果がすぐ分かる体制が必要」と訴える。

 感染拡大抑止には感染者の早期発見と隔離が必須だが、4、5月はPCR検査数が全国で増えず、各地でクラスター(感染者集団)が発生した。病院も例外ではなく、ある医師は「1日遅れるだけでも接触者が増え、芋づる式に増加するリスクがある」と指摘する…

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