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ブラジル 黒人集落困窮 続く差別、政府コロナ対策も消極的

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キロンボ住民のラウラ・ブラガさん=ブラジル南東部ウバトゥバで
キロンボ住民のラウラ・ブラガさん=ブラジル南東部ウバトゥバで

 ブラジルで、キロンボと呼ばれる黒人集住集落が苦境に立たされている。ポルトガルの植民地時代、アフリカ出身の奴隷が重労働から逃れて築いたキロンボでは、今もその子孫らが貧しい生活を送る。新型コロナウイルスの流行が打撃となり、住民の生活困窮が深刻になっている。

 約40家族、300人が暮らす南東部ウバトゥバのキロンボ。密林に囲まれた集落には質素な住宅が点々と並ぶ。約10年前に電気は開通したものの、上水道はなく、川の水を引いて生活に使う。道路は未舗装だ。

 集落の指導者、ラウラ・ブラガさん(64)は「コロナ禍で住民の生活はかなり厳しい。それでも、行政の支援はほとんどない」と訴える。ブラガさんによると、住民の大半は周辺の自然を案内する観光ガイドとして細々と生計を立てていた。だが3月以降、新型コロナ対策で社会・経済活動が規制され、仕事ができずに収入はほぼ途絶えた。集落外のレストランなどで働いていた住民もほとんど解雇された。貧困層向けの月600レアル(約…

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