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国際熱核融合炉「ITER」主要部の組み立て開始 仏で式典 25年の運転開始目指す

国際熱核融合実験炉「ITER」の心臓部で、日本が製作を担った巨大コイル。建設地のフランスに今年4月に到着した。高さ16・5メートル、幅9メートル、総重量は300トン=フランス南部で(ITER機構提供)

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 日米欧など7カ国・地域がフランス南部に建設中の国際熱核融合実験炉「ITER(イーター)」の主要部分となる核融合炉の組み立て開始式典が28日、現地で開かれた。建設に参加する量子科学技術研究開発機構などの研究者らもネット中継で見守った。2025年の運転開始を目指す。

 核融合炉は太陽が輝く原理と同じ反応を起こすため「地上の太陽」と例えられる。燃料1グラムで石油8トンと同等のエネルギーが得られるとされる。ITERではドーナツ形の強い磁場を作り、その中で燃料となる重水素と三重水素を約1・5億度の高温・高密度に保って核融合反応を起こす。

 ITERは07年に建屋の建設が始まった。核融合炉の関連機器は100万個以上あり、7カ国・地域が分担して各国で製作してきた。磁場を作るための巨大コイル19基のうち日本が9基を製作。他に、空母1隻を持ち上げられるほどの磁力を持つ米国製の磁石や、欧州と韓国が担当したドーナツ形の真空容器(840立方メートル)などがある。組み立てには4年かかる見込みで、完成すれば高さ、幅ともに約30メートルで核融合炉では世界最大になるという。

 ITERは具体的な設計が作られた01年当初、建設費約50億ユーロとされていた。度重なる見直しで建設費は約200億ユーロ(約2兆5000億円)に膨らみ、稼働開始は18年から25年に修正された。建設費は欧州連合(EU)が45・5%、日本など6カ国が約9%ずつ負担する。【荒木涼子】

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