クイーンのブライアン・メイさんが応援 京大花山天文台存続へCFで寄付募る

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京都大付属花山天文台を訪れ、サインした望遠鏡の前でスタッフたちと記念撮影をするクイーンのブライアン・メイさん(中央)=京都市山科区で2020年1月27日午後7時5分、川平愛撮影
京都大付属花山天文台を訪れ、サインした望遠鏡の前でスタッフたちと記念撮影をするクイーンのブライアン・メイさん(中央)=京都市山科区で2020年1月27日午後7時5分、川平愛撮影

 京都大付属花山天文台(京都市山科区)を支援する「花山宇宙文化財団」は、見学者を迎える展示や案内板、バス停留所などの整備に充てるため、クラウドファンディング(CF)で寄付を募ると発表した。目標は300万円で、10月27日まで受け付ける。1月には、世界的なロックバンド「クイーン」のギタリストで天体物理学者のブライアン・メイさんが訪れ、同天文台の存続を訴えていた。

 同天文台は1929(昭和4)年設立。太陽コロナの観測や、米国のアポロ計画のための月面地図づくりに貢献するなど、太陽系の観測で世界的な成果を上げてきた。110年前の口径18センチ屈折望遠鏡などを所有し「アマチュア天文学の聖地」としても知られるが、国の予算削減のあおりで運営難に直面。現在は民間企業の寄付などに頼っている。

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