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占領下の米兵集団脱走事件 被害届、報告書から浮かび上がる悲劇 「風化させない」と続く研究

米国立公文書館に残る米兵集団脱走事件の被害届の一部。「Theft」(窃盗)事件が1950年7月10日午後7時に起きたとある=2020年7月27日、田鍋公也撮影(画像の一部を加工しています)

 朝鮮戦争勃発直後の1950年7月に福岡県小倉市(現北九州市)で米兵が集団脱走する事件があり、市民が警察に出した被害届などの文書が、米国立公文書館に残されている。占領下だった当時は事件の詳細は報じられず、その全容は不明な点が多い。事件から70年。文書を見つけ出した長崎外国語大の元教授、加島巧さん(64)は「占領下で起きた事件を風化させてはならない」と話している。

 事件は50年7月、現在の北九州市小倉北区にあった米軍基地「キャンプ・ジョウノ」から武装した米兵が集団脱走して起こった。しかし、発生日時や脱走した人数、事件内容などは報じられなかった。後に発行された福岡県警史では、50年7月の1カ月間で占領軍人による不法事案は64件あったと報告されているが、その詳細は記されていない。

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