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コロナ禍での子育てを考える 専門家が提案する「家族会議」の狙いとは

恵泉女学園大の大日向雅美学長=アートスタジオスズキ提供

 感染の再拡大が続く新型コロナウイルス。親も子も、強いストレスを感じながら日々を過ごしている。長年子育て支援をしている恵泉女学園大の大日向雅美学長(69)=発達心理学=は「非常事態が続いていると考えて、完璧を求めないで」と温かいまなざしを向ける。心を健やかに過ごすため「子供を対等なメンバーとして相談してみては」と家族会議の開催も提案するが、その「心」は何か、話を聞いた。

今は「異常」完璧を求めないで

 コロナ禍で、子育てに手がかかる未就学児から小学校低学年ぐらいの子供たちを育てる親は「とても追い詰められていて、きついと思う」と大日向学長はおもんぱかる。理由は「3密回避や自粛、テレワークが盛んに言われ、感染拡大防止には大事なことだが、子育てとは正反対のことだから」だ。

 子供には親や周りの人に抱っこされ、声をかけてもらうなどの密接な関わり方が必要とされる。走り回ったり、友達とじゃれ合ったりして、伸び伸びと過ごすのが本分なのに、現状ではままならない。自宅でのテレワークが普及するが「小さい子供がいる共働きやシングルの家庭では、原則成り立たない。子供がまとわりついてきて、『あっち行って』と怒ってしまい、修羅場のようになってしまう。特にお母さんは『母親失格だ』と自分を責めてしまいがち」と説明する。

 親子で家にいる時間が長くなり、ストレスにさらされる可能性が高まる。そんな時、小さい子供を抱える親に「まずは、今が異常な時なんだということ…

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