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うつしあう、生を巡る 内藤礼、過去最大規模の個展 金沢21美

76体の作品「ひと」=金沢市で2020年7月11日午後6時6分、三輪晴美撮影

 人はそれぞれわずかな空間を与えられ、この世界に降り立つ。「地上に存在していることは、それ自体、祝福であるのか」。美術家、内藤礼はそう問い続け、国内外の作品空間で「生の光景」を現出させてきた。金沢21世紀美術館(金沢市)で過去最大規模の個展「うつしあう創造」が開催されている。

 大小とりどりの展示室に中庭。日光が内外の境なく差し込む通路。その間を巡って出合う多くは、あるかないかのひそやかなものたちだ。天井からしたたる水が床にわずかにたまる。離れた壁に向かい合わせの鏡は小さすぎ、また高すぎる位置に取り付けられている。人には認知できない世界が入り交じる。

 今回、作家は初めて「創造」という言葉を使った。「芸術作品は見る人の体験」であり、自我の表出といった言葉では語れない。しかし人は、自然への畏れや感謝を抱きつつ繰り返し再現しなければ生きていけない。内藤は「自らが主体である」と認めることで「創造」に向き合った。

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