連載

風景を歩く

毎日新聞デジタルの「風景を歩く」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

風景を歩く

美山温泉 ダム湖のほとりでゆらゆら /和歌山

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
愛徳荘を訪ねたのは、カメラのレンズが雨の筋をとらえるほどの荒天の日だった=和歌山県日高川町初湯川で
愛徳荘を訪ねたのは、カメラのレンズが雨の筋をとらえるほどの荒天の日だった=和歌山県日高川町初湯川で

 その日、日高川町初湯川(うぶゆかわ)周辺には、大雨なり土砂崩れなりの、なんらかの警戒情報が出ていたのではないかと思う。

 よりによってこんな日でなくても、と首を傾げる人のほうが多いかもしれないが、こんな日に出かけるのも、また記憶に残るだろうと考えたのである。

 篠(しの)突く雨に打たれながら、椿山ダムの堰堤(えんてい)を過ぎて左に折れると、すぐに「美山温泉愛徳荘」があった。

 お昼どきをまわっていたので、とりあえず食堂に入った。注文の品が届く間にも、こんな天候にもかかわらず、田舎回りの営業さんなのか、両手をハの字にかざしたまま、一人二人と駆け込んでくる。

この記事は有料記事です。

残り664文字(全文942文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集