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ブラック・チェンバー・ミュージック

/352 阿部和重 写真・相川博昭

 だとすれば、二、三分ほど音を立てず、存在感を消していればひととおりの確認が済み、このとどめの一撃イベントも終了するのだろう。

 そんな見とおしを持ちつつ、まっくらでせまくるしい船倉にハナコ(﹅﹅﹅)とならんであおむけに寝ていたのだが、とどめの一撃がその程度でかたづくはずもない。実際の臨検は、永遠に終わらないのではないかとおそろしくなるくらいに長びいた。

 そのあいだじゅう、横口健二は不安に襲われていたが、彼に動揺をもたらしたのは時間の長さだけではなかった。

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