激化する米中の覇権争い 経済的に深くつながったまま対立する「新冷戦」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
歴代米政権の対中関係の出来事・政策
歴代米政権の対中関係の出来事・政策

 米国は対立する中国との関係を民主主義対共産主義と位置づけ、両国の覇権争いは、イデオロギー闘争という新局面に入った。東西冷戦時とは異なり、経済面では深く結びついたままの2大国家。新しい形の冷戦は世界をどう変えていくのか。【ワシントン・鈴木一生、北京・河津啓介】

 「レーガン元大統領は(相手の言葉を)『信頼しろ、されど確かめよ』の原則でソ連と向き合った。中国共産党については『信頼するな、そして確かめよ』の方針だ」。米西部カリフォルニア州にあるニクソン元大統領の公文書を保存した図書館。ポンペオ米国務長官が今月23日、対中政策に関する演説で声を張り上げると会場から拍手が湧き起こった。会場には、かつて共産党政権に抗議して米国に逃れた著名な民主活動家の魏京生氏、王丹氏もいた。

 この日の演説は、米中関係が曲がり角に来ていることを印象づけた。

 ニクソン氏は197…

この記事は有料記事です。

残り3003文字(全文3381文字)

あわせて読みたい

注目の特集