コロナ時代の災害救助 ぬれるマスク、増える携帯備品、3密回避…現場に新たな負担 九州豪雨
毎日新聞
2020/7/29 12:45(最終更新 8/4 10:20)
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九州豪雨は新型コロナウイルスの感染拡大後初めての大型災害になり、救助活動の現場でも対応に苦慮する場面が相次いだ。甚大な被害に見舞われた熊本県南部などに救助隊員らを派遣した福岡県警が公開した動画には、マスクをして被災者を救出する様子が収められていた。マスクが雨でぬれたり、ヘリコプターの風圧で口元に張りついたりして呼吸しづらくなるなど、隊員らは最前線で厳しい活動に直面していた。
福岡県警は7月4~6日、球磨川が氾濫した熊本県南部に災害救助担当の機動隊員ら77人、交通整理などを担う警察官56人、ヘリによる救助隊員12人の計145人を派遣し、住民ら約120人を救助した。入所者14人が水死した同県球磨村渡の特別養護老人ホーム「千寿園」でも存命者の救助や、心肺停止状態で見つかった14人の収容にあたった。
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