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被爆者援護法の理念を重視 「黒い雨」判決 原告勝訴で何が変わる?

 「黒い雨」に遭った原告84人全員を被爆者と認めた29日の広島地裁判決は、原爆の悲惨さや、放射線被害の特殊性を踏まえ、国の責任による「国家補償的配慮」が必要だとする被爆者援護法の理念を前面に打ち出した。被爆から75年。判決が確定すれば、救済対象を一部の区域のみに限定してきた国の援護行政の在り方が、根底から見直しを迫られる可能性がある。

 訴訟の争点は、①黒い雨がどの範囲に降ったのか②原告は黒い雨による健康被害を受けたか③原告は被爆者に該当するか――の3点だ。訴訟で、実質的に住民側と争う国はいずれの点についても、住民側の主張に「客観的な証拠」や「具体的な根拠」がない、などと反論してきた。しかし、判決が重視したのは、科学的な厳密さよりも、住民の不安に寄り添う姿勢だった。

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