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寄席 一龍斎貞水「木村の夜船」 うねる物語を活写=評・濱田元子

一龍斎貞水=横井洋司撮影

 聴き応え十分、さすがの貫禄だ。国立演芸場の「講談と落語を聴く会」。講談の人間国宝、一龍斎貞水が連続物「緑林五漢録(みどりのはやしごかんろく)」からの抜き読み、「木村の夜船」で魅了した。

 このコロナ禍のご時世で、ほかの芸能同様、講談も長く自粛を強いられた。貞水はかつて東京・湯島の自宅で若手のために開いた「湯島道場」を、今回は自身の研さんの場として再開。「荒木又右衛門」などを4席配信して気を吐いた。

 さて「緑林」。若いころ楽屋で桃川若燕が演じるのを聴き覚え、速記本を掘り起こして練り上げたという。緑林とは中国の故事にちなんだ言葉で盗賊を意味する。五漢、すなわち業平小僧金五郎、野衾(のぶすま)小僧幸次、獄門小僧初之介、天狗(てんぐ)小僧霧太郎、鼠(ねずみ)小僧次郎吉の5人の盗賊が活躍。通して読むと30年近くにわたる大河講談だ。

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