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将棋

第78期名人戦七番勝負 豊島将之名人-挑戦者・渡辺明王将 第3局の10

 先手玉はきわどく詰まない。残り4分の豊島は盤と同化して一心に読みふける。39分後。渡辺は座り直し、顔をしかめ、[後]7八銀不成と指す。以下竜を手順に抜き、[後]2三玉と戻した。現実的な対処で、ぎりぎりバランスを保った。

 難解過ぎる終盤戦に頭がクラクラした。条件次第で詰む・詰まないが変化する。手番の価値が恐ろしく高い。そんな状況下で、名人はどんな奥義を繰り出すのか?と思ったら、豊島は[先]4四歩と銀を取った。

 あまりの大胆さと平凡さに、思わず声がもれそうになった。危険極まりない自玉をそのままに、じっと銀を取って相手に手番を渡したのだ。この瞬間、どんな王手ラッシュを食うか分からない。特に渡辺は局地的な終盤にめっぽう強い。

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