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飲食店に対策ステッカー コロナ感染防止アピール 東京は条例制定も検討

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居酒屋「竹林」の店頭に張られたステッカー=29日、南茂芽育撮影
居酒屋「竹林」の店頭に張られたステッカー=29日、南茂芽育撮影

 新型コロナウイルスの感染対策を済ませた証しとして自治体が飲食店などにステッカーを発行する取り組みが広がっている。東京、愛知、大阪など少なくとも10都府県が実施。感染者が最多の東京は都内に数十万軒ともされる全対象施設での張り出しを目指し、事業者に掲示の努力義務を課す条例を制定する方針だ。

 JR西日暮里駅(東京都荒川区)近くの飲食店街にある居酒屋「竹林」は7月下旬、虹がデザインされた都の「感染防止徹底宣言ステッカー」を張った。客席の間隔を空けるなど防止策を取っているが、客は以前の3割ほどに減り、店代表の堀本恭一郎さん(53)は「少しでもお客さんに戻ってほしくて張った。覚悟を決めて対策しよう、という意識が高まった」と語る。

 ステッカーは、都ホームページ(HP)の業種別チェックシートを参考に消毒や換気などの対策を済ませた後、利用規約に同意し事業所名や住所を入力すればダウンロードできる。都は6月12日から配布を始め、7月29日までに約7万3000枚を発行。利用するのは3~4割が飲食店だ。都内では劇場など幅広く感染が広がっており、小池百合子知事は「ステッカーのある安心な店を選んでほしい」と呼びかける。

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