日本製タンカー、イエメン沖に放置5年 国連「原油流出危機」 内戦で交渉停滞

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内戦が続くイエメンの沖合に係留され、老朽化が進む石油タンカー。原油の大量流出や爆発事故が懸念されている=2020年6月17日、AP
内戦が続くイエメンの沖合に係留され、老朽化が進む石油タンカー。原油の大量流出や爆発事故が懸念されている=2020年6月17日、AP

 内戦が泥沼化している中東のイエメンで、西部の紅海沖に5年前から放置されている石油タンカーに対し、国際社会の懸念が高まっている。内部に110万バレルの原油が残され、老朽化した船体が破損するなどした場合、大規模な海洋汚染につながる恐れがあるためだ。現場周辺はハディ暫定政権と対立する親イランの武装組織フーシ派が支配しており、国連は調査チームの派遣を受け入れるよう交渉を続けている。

 AP通信によると、このタンカーは日本で建造され、長年、イエメン西部ラスイッサの石油基地の沖合約6キロに係留されて原油の一時保管施設として利用されてきた。だが、2015年に内戦が本格化してから、メンテナンスが一切できなくなり、急速に老朽化が進んでいる。

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