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労働力不足から外国人受け入れを広げる日本。ですが、その子どもたちの権利は十分に守られていません。解決の糸口は。

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外国籍の子どもに「障害」レッテル貼らないで ブラジル在住の臨床心理士が警鐘

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臨床心理士の中川郷子さん=本人提供
臨床心理士の中川郷子さん=本人提供

 日本の公立小中学校で、知的障害がある児童生徒らのために設けられた「特別支援学級」には、外国籍の子どもが多く在籍する。文部科学省の調査では、在籍率は少なくとも日本人の2倍以上。ブラジル・サンパウロ市に住む臨床心理士、中川郷子さん(63)は「学校や家庭の環境にも問題がある。子どもに『障害』のレッテルを貼って責任を押しつけないで」と警鐘を鳴らす。【聞き手・奥山はるな】

 --文科省が2017年に外国人が多く住む25市町の特別支援学級を調べた調査では、日本人を含む全体の在籍率は2.28%だったのに対し、外国籍は5.22%でした。こうした実情は把握していましたか。

 ◆14年ごろには把握していました。私は日本とブラジルを行き来する子どもを対象としたサンパウロ市などの支援事業「カエル・プロジェクト」のコーディネーターとして、年に1、2回、日本各地を訪れてブラジル人の親子との面談をしてきました。その中で、複数の親子から「特別支援学級に在籍している」という話を聞…

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