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無断GPSで位置確認「見張りに当たらず」 ストーカー規制法で最高裁初判断

最高裁判所=東京都千代田区隼町で、本橋和夫撮影

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 妻や元交際相手の車に全地球測位システム(GPS)機器を無断で取り付けて遠隔操作で居場所を確認することが、ストーカー規制法が禁じる「見張り」に当たるかどうかが争われた2件の刑事裁判の上告審判決で、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は30日、「見張りに当たらない」との初判断を示し、いずれも検察側の上告を棄却した。

 ストーカー規制法は、恋愛感情の不満から相手の居場所近くで様子を探ることを「見張り」と定義。相手の生活を脅かすような方法で繰り返すとストーカー行為として処罰されるが、GPS機器を使う手法については判断が割れていた。

 2件のうち1件は、被告の男(48)が、ドメスティックバイオレンス(DV)から逃れた妻の車にGPS機器を設置し、約3週間で170回以上、居場所を確認。もう1件の被告の男(53)は、元交際相手の車にGPS機器を取り付け、約10カ月で600回以上、居場所を確認したとされた。

 いずれも2審・福岡高裁が2018年9月の判決で、GPS機器を通じた位置情報の取得は見張りではないとの判断を示した。48歳の被告には、GPS機器の設置とは別に、妻の近くで約30分間注視した行為が見張りに当たるとして懲役8月を言い渡した。53歳の被告に関しても、GPS機器設置時に見張りをした可能性があるとして、審理を1審・佐賀地裁に差し戻した。いずれも2審判決が確定する。【近松仁太郎】

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