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新型コロナ 祇園祭CF1582万円 過去最多 山鉾行事維持資金に /京都

函谷鉾会所2階に姿を見せた稚児人形「嘉多丸」=京都市下京区で2020年7月17日午後4時27分、矢倉健次撮影

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 祇園祭山鉾連合会(京都市中京区)は28日、6月3日~7月27日に実施した2020年のクラウドファンディング(CF)による寄付額が過去最高の1582万円に達したと発表した。

 CFは17年に祭りの宵山期間の警備や清掃などの資金に充てる目的で始まった。17年は約1400万円が集まったが、18年は約400万円、19年は約640万円にとどまった。

 20年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、巡行や宵山に関するほとんどの山鉾行事が中止となったため、集まった寄付金は21年以降の粽(ちまき)をつくる農家の支援など山鉾行事維持のための資金に充てる。20年は多くの山鉾で一般への厄よけ粽授与ができなかったこともあり、返礼品となっている連合会特製の粽も多額の募金が集まった理由となったとみられる。

 連合会の木村幾次郎理事長は「想定した額をはるかに超える支援をいただいた。来年は例年通りの祇園祭ができることを祈ります」とお礼のコメントを発表した。【矢倉健次】

前例無い年、心意気示す きょう終了

 2020年の山鉾行事は密集を避けるため大幅な規模縮小を余儀なくされ、24日の後祭(あとまつり)の保存会代表者らによる御旅所(京都市下京区)参拝で終了した。30を超える山鉾は京都市中心部に姿を現すことはなかったが、「こんな年だからこそ、やれることをやる」という試みも見ることができた。

大船鉾会所の2階に置かれた巨大竜頭=京都市下京区で2020年7月24日午前9時2分、矢倉健次撮影

 巡行が例年ある17日(前祭(さきまつり))には月鉾、函谷鉾の稚児人形、24日(後祭)には大船鉾の舳先(へさき)を隔年で飾る巨大竜頭が会所の2階から通りに向けて予告なしに飾られた。宵山期間に簡素化した宵山飾りを通りから見える場所に据えた山鉾町もあった。関係者以外の会所立ち入りが禁止となった中で、祭り気分が味わえる計らいだった。

 4月に実施されたアンケートでは11の山鉾町が「できるだけ通常に近い形で祭りをしたい」と回答した。そんな「町衆の心意気」の感じられる光景だった。

 祇園祭は八坂神社(京都市東山区)の境内摂社、疫(えき)神社で31日にある夏越祭(なごしさい)が締めくくりとなる。【矢倉健次】

〔京都版〕

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