1型糖尿病研究に活用を NPOが摂南大へ助成金 /大阪

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
1型糖尿病研究への助成金目録を受け取った摂南大の井上亮教授(中央)と日本IDDMネットワークの井上龍夫理事長(右)=大阪府枚方市長尾峠町の摂南大枚方キャンパスで2020年7月29日午後1時38分、野口由紀撮影
1型糖尿病研究への助成金目録を受け取った摂南大の井上亮教授(中央)と日本IDDMネットワークの井上龍夫理事長(右)=大阪府枚方市長尾峠町の摂南大枚方キャンパスで2020年7月29日午後1時38分、野口由紀撮影

 1型糖尿病の治療に関する研究を進める摂南大は29日、患者や家族らでつくる認定特定非営利活動法人「日本IDDMネットワーク」(佐賀市)から研究助成金600万円の目録を受け取った。膵臓(すいぞう)の細胞移植治療の安全性を高める感染症検査体制構築に役立てられる。【野口由紀】

膵島移植プロジェクト

 1型糖尿病は、体の中でインスリンを作ることができなくなる原因不明の自己免疫疾患。子供の発症が多く、インスリンの自己注射が必要となる。根治的治療としては膵臓や、その中にある膵島の移植があるが、提供臓器が不足しており、課題解決のために明治大、福岡大など研…

この記事は有料記事です。

残り407文字(全文678文字)

あわせて読みたい

ニュース特集