仁王像、160年ぶり修復着手 仏師・吉田さん、家族で近くに移住 香南「まきでら」 /高知

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仁王像の修復に取り組む吉田さん=高知県香南市夜須町羽尾の長谷寺で2020年7月26日午後1時3分、松原由佳撮影
仁王像の修復に取り組む吉田さん=高知県香南市夜須町羽尾の長谷寺で2020年7月26日午後1時3分、松原由佳撮影

 四国で唯一と言われる木彫専門の仏師が香南市の山間部の集落に移住し、「まきでら」と呼ばれ親しまれている長谷寺(ちょうこくじ)(香南市夜須町羽尾)の仁王像2体の修復に取り組み始めた。寺によると修復は約160年ぶりで、「胎内から寺の記録などが発見されるのではないか」と期待を膨らませている。【松原由佳】

 寺は727年、聖武天皇の勅願によって行基が創建した。仁王像はそれぞれ高さ約2・15メートルで室町時代の作とされる。江戸時代に修復されたと伝わっているが、手の部分が朽ちて外れるなど再修復が必要になっていた。

 修復に挑むのは岐阜県出身の仏師・吉田安成さん(45)。14歳で仏師を志し、関東などの修復・制作工房で働いた後、2017年に妻沙織さん(43)の故郷・東洋町に家族で移り住んだ。3年ほど前に前住職・小林玄徹さん(67)が吉田さんに香美市内の薬師如来立像の修復を依頼。それが縁で、仁王像の修復にも取り組むことになった。

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