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九州豪雨

2020年6月、梅雨前線の影響で九州各地が記録的な大雨に見舞われました。被害や復興の状況を伝えます。

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九州豪雨 コロナ気になる避難生活 在宅・車中泊1580人、猛暑に不安

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浸水を免れた自宅2階で過ごす岡大吉さん(右手前)とハル子さん。部屋にはエアコンがなく扇風機を回しているが、「風通しは良くはなく、夜は寝苦しい」と話す=熊本県人吉市で2020年7月29日午前11時46分、津村豊和撮影
浸水を免れた自宅2階で過ごす岡大吉さん(右手前)とハル子さん。部屋にはエアコンがなく扇風機を回しているが、「風通しは良くはなく、夜は寝苦しい」と話す=熊本県人吉市で2020年7月29日午前11時46分、津村豊和撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大後初の大規模災害となった九州豪雨は、避難生活にも影を落としている。被害が大きかった熊本県内では、浸水した自宅や車の中などで過ごす被災者が1580人(23日現在)に上り、避難所に身を寄せる1528人に匹敵する。九州北部は30日に梅雨が明け、被災地も夏本番へと突入する。被災から間もなく1カ月。感染への懸念や自宅への愛着など理由が入り交じる在宅避難や車中泊が長期化している。

 「妻は病気を抱え、コロナもあり人混みには行きたくない」。同県人吉市の漁師、岡大吉さん(75)は、自宅1階が人の背丈ほどまで浸水し、2階で妻ハル子さん(77)と過ごす。ハル子さんは昨秋、悪性リンパ腫と判明して入退院を繰り返し、今も7、8種類の薬を服用している。岡さん自身も1年前に急性心筋梗塞(こうそく)を患い、薬が欠かせない。幸い親戚や友人が食事を届けてくれており、在宅避難を続けている。

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