メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「屋外なら安心?」 ビアガーデン本格化 座席減「週末はお断りすることも」 福岡

フェースシールドを着けた従業員が客の代わりに料理を取り分ける「天神スカイビアガーデン」=福岡市中央区で2020年7月30日午後7時4分、久野洋撮影

[PR]

 今夏のビアガーデンの営業が福岡市で本格化している。新型コロナウイルスの感染は再び拡大しているが、運営するホテルや料理店は感染防止策を徹底しながら、コロナ下で落ち込んだ売り上げを回復させようと躍起になっている。

 中華料理店「八仙閣」は7月31日、中央区天神にある17階建てビルの屋上で「天神スカイビアガーデン」を初めて開業した。博多区にある本店のテラス席でもビアガーデンを営業してきたが、今夏はこのビルの屋上で営業できるようになり、運営に乗り出した。

 八仙閣では新型コロナの影響で団体客を中心に宴会の低迷が続く。ただ、本店で6月から営業するビアガーデンは、「3密」を緩和するために席数を約3割減らしているものの売上高の減少は1割程度で済んでいる。「この時期に屋外席で営業できるのは強みになる」(広報担当者)ため、天神スカイの営業を強化する。30日の内覧会に同僚らと訪れた男性会社員(41)も「なかなか飲みに出にくいご時世だが、屋外だと安心できる」とビールを口にしていた。

 天神スカイでも密集防止のため、昨年同じ場所で営業していたビアガーデンよりも収容人数を3割近く減らす。その一方、午後5時半より前の入場は2時間料金を500円割り引く「早割」を設け、回転率を引き上げて売り上げ減少分をカバーしたい考えだ。ビュッフェ形式で料理を提供するが、客の代わりに従業員が皿に盛る。

テーブルの間隔を広げて営業する「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」のビアガーデン=福岡市中央区で2020年7月15日午後4時34分、久野洋撮影

 「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」(中央区)もビアガーデンを営業しているが、ビュッフェ形式は取りやめ、座席数も4割程度減らして約150席にした。テーブルごとにバーベキューコンロを置き、グループで楽しめる。6月の営業開始以降、「週末は予約をお断りするケースもある」人気ぶりで、コロナ下で宿泊客の低迷に悩むホテルにとって重要な収入源だ。座席数は減らすものの「予約人数に応じて従業員を適正に配置するなど、コスト管理を厳格にして利益を出したい」(担当者)という。

 一方、5階屋上のテラス席(約50席)でビアガーデンを例年営業していた西鉄グランドホテル(中央区)は今年の営業を取りやめた。テラス席をホテルの宴会場として使うためで、10人以上の団体客に提供する屋外席用の宴会プランを用意した。個人客については、運営会社が博多港で営業する船上ビアガーデンを紹介している。

 福岡県でも7月下旬に1日当たりの新規感染者数が100人を超えており、いったん解禁した社員の接待や懇親会を再び禁じる企業も続出している。【久野洋】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. “お蔵入り”大阪市長の肝煎り学校のフェースシールド 医療界が止めた理由

  2. 奈良の感染者の26% コーヒーの香り、カレーの味分からず 発熱から数日後

  3. 療養ホテル、沖縄は1カ月半「ゼロ」 菅氏が批判、知事は「予想より早く感染者増えた」

  4. ベトナムで感染力強い型のコロナ流行か 首相「拡大防止へ重要な時期」

  5. ORICON NEWS 香取慎吾「こんなにテレビ出れないか」独立から3年のホンネ 草なぎの大河出演にガッツポーズ

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです