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東芝株主総会 筆頭株主ファンドの取締役選任案は否決 投資家との緊張関係続く

東芝=東京都港区で、内藤絵美撮影

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 東芝は31日、定時株主総会を開いた。ガバナンス(企業統治)の強化を求め、筆頭株主の外資系投資ファンド「エフィッシモ・キャピタル・マネージメント」が新たな取締役3人の選任を求める株主提案を出したが、過半数の賛同を得られずに否決された。とはいえ、ファンド側にも一定の支持が集まったとみられ、「もの言う株主」が存在感を示した格好となった。

 東芝は2015年の不正会計発覚などを受け経営陣を刷新したが、今年1月に子会社の東芝ITサービスで循環取引が発覚。エフィッシモが問題視して株主提案した。総会でエフィッシモ代理人の国広正弁護士は「子会社の問題として矮小(わいしょう)化している」と批判した。

 シンガポールが本拠のエフィッシモは15・36%の東芝株を保有。5月に外資による日本企業の買収を巡る規制が強化されたことなどから、持ち株の一部を売却し、9・91%まで保有比率を下げて総会に臨んだ。一方、東芝は現取締役12人のうち社内は社長と会長のみ。残りは社外から招いており、「継続性と一体性の観点から現行体制の維持が望ましい」と反論した。

 総会終了後、エフィッシモは「支持者は少なからずいたと確信している」とコメント。東芝は外国人投資家が株主の6割以上を占めており、今後も経営陣との緊張関係が続きそうだ。総会に出席した男性(78)は「今の社外取締役は高いところから見ているだけのお目付け役に見える。ガバナンスの改善に向けて違う目線の人が入っても良かったと思う」と話した。【加藤美穂子】

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