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「拳銃は亡くなった父親のもの」 八王子高1男子死亡 母親が説明

男子生徒が倒れていたのが見つかった住宅付近を調べる警視庁の捜査員=東京都八王子市で2020年6月8日午前11時3分、鈴木拓也撮影

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 東京都八王子市で6月、私立高1年の男子生徒(15)が自宅で拳銃で頭を撃って死亡した事件で、生徒の母親が「拳銃は亡くなった父親のものだと思う」という趣旨の説明をしていることが捜査関係者への取材で判明した。警視庁は31日、死亡した生徒について、回転式拳銃1丁と実弾70発を所持したなどとして、銃刀法違反(加重所持など)容疑で東京地検立川支部に書類送検した。

 使われた拳銃は、真正の米スミス&ウェッソン社製の「Air Lite」であることが判明した。2000年ごろから流通しているという。警視庁は入手経路を調べるため、生徒の携帯電話やタブレット端末など8台の利用状況を解析したが、違法な銃器や薬物も取引されているインターネット上の闇サイト「ダークウェブ」を含めて購入しようとした痕跡はなかった。生徒の親族らに暴力団関係者はいなかった。

 一方で、捜査関係者によると、生徒と同居していた母親に話を聞く中で、父親が購入した拳銃だった可能性が浮上したという。父親はかつて外務省に勤め、海外赴任の経験があった。時期や場所は不明だが、父親が海外で護身用に入手した拳銃を何らかの理由で国内に持ち帰った可能性があるという。父親は19年に病死している。

 事件は6月8日午前8時ごろ発生。生徒が2階の自室で頭から血を流して倒れているのを、銃声を聞いて駆け付けた母親が見つけた。拳銃は床に落ち、生徒の部屋のタンスから銃弾が見つかり、別の部屋のクローゼットには自動式拳銃用の弾倉(マガジン)や革製のホルダー、手入れ道具があった。警視庁は生徒が自殺したと断定した。

 生徒は今春、市内の中学校を卒業。都内の通信制の高校に入学したものの、5月下旬から腹痛を訴えていた。遺書は見つかっていないが、事件前、友人とツイッター上で「(病気が)つらい」などとやりとりし、悩んでいる様子だったという。【柿崎誠】

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児童相談所全国共通ダイヤル

 189=年中無休、24時間

24時間子供SOSダイヤル

 0120-0-78310(なやみ言おう)=年中無休、24時間

チャイルドライン

 0120-99-7777=月~土曜日の午後4~9時(18歳まで)

子どもの人権110番

 0120-007-110=平日午前8時半~午後5時15分

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