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毎小ニュース

社会 治水対策を見直し みんなで取り組む「流域治水」

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 みずによる被害ひがいふせぐことを「治水ちすい」といいます。日本列島にほんれっとうまいとしのように豪雨ごううにおそわれ、堤防ていぼうやダムだけでは対応たいおうしきれなくなってきました。このため、くにはこれまでの治水ちすい対策たいさく見直みなおします。民間みんかん協力きょうりょくもとめながら、かわ流域りゅういき全体ぜんたい対策たいさくむ「流域りゅういき治水ちすい」などをすすめます。

 ながれのきゅうかわおお日本にっぽんは、大雨おおあめになるとかわながれが一気いっきつよまり、洪水こうずいになるリスク(危険性きけんせい)がたかくなっています。その防止ぼうし中心ちゅうしんてき役割やくわりになってきたのがダムや堤防ていぼうです。しかし、ダムがみずをためるりょう堤防ていぼうたかさは過去かこ降水量こうすいりょうをもとにしていて、きんねん豪雨ごううへの対応たいおうむずかしくなっています。たとえば、かわ洪水こうずいきるいっ手前てまえの「氾濫危険水位はんらんきけんすいい」という目安めやすがあります。これをえたかわかずは2014ねんは83でしたが、19ねんは403と5ばいちかくになっています。

 おかねりない問題もんだいもあります。00ねんだい前半ぜんはんに1ちょう6000おくえんほどあった治水ちすい関連かんれん予算よさんは、10ねんだい前半ぜんはんに6000おくえんだい減少げんしょう。19ねんは1ちょうえんちょう回復かいふくしたものの、洪水こうずいふせぐために、かわったり、堤防ていぼう整備せいびしたりする対策たいさくがなかなかすすみません。

 くにあらたにした流域りゅういき治水ちすいは、企業きぎょう住民じゅうみんにも協力きょうりょくもとめます。ビルの地下ちかみずをためる施設しせつつくってもらいます。んぼや農業のうぎょうようためいけも、臨時りんじ貯水池ちょすいちとして活用かつようします。

 かわ流域りゅういき水害すいがいリスクがたか場所ばしょでは、22ねんから開発かいはつおさえます。洪水こうずいやがけくずれの危険きけんのある区域くいきなどでは、老人ろうじんホームや病院びょういんてられないようにします。いのち危険きけんおよぼす可能性かのうせいたかいエリアでは、すでにっている住宅じゅうたく移転いてんをうながします。ただ、民間みんかんみは、自分じぶんから協力きょうりょくしてもらわなければならず、対策たいさくすすめるうえで課題かだいになっています。

ダムには事前じぜん放流ほうりゅう

 水道すいどう農業のうぎょう用水ようすい発電はつでんなどの目的もくてきでためたダムの水位すいいをあらかじめげて大雨おおあめそなえる「事前じぜん放流ほうりゅう」という方法ほうほうもあります。19ねん10がつ台風たいふう19ごう洪水こうずい被害ひがい相次あいついだことをけ、くに導入どうにゅうめました。事前じぜん放流ほうりゅう水位すいいげるために十分じゅうぶん時間じかん必要ひつようで、放流ほうりゅう必要ひつようになるほどのあめるとの予測よそくむずかしく、雨量うりょう急上昇きゅうじょうしょう対応たいおうするには限界げんかいえてきています。【山本やまもと佳孝よしたか平川昌範ひらかわまさのり

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