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ヒバクシャ

2020 中沢啓治さん(享年73) 原爆で、うそは描けん

副教材に「はだしのゲン」が採用されて作者冥利に尽きると話す中沢啓治さん=広島市で2012年7月2日、後藤由耶撮影

 <75年 核なき世界はまだか documentary report 261>

 核兵器と戦争を憎み、広島と平和を愛した漫画家、中沢啓治さん(2012年に73歳で死去)は被爆体験を作品で明かし、核廃絶を訴え続けた。今は広島のまちを見下ろす高台の墓地に眠る中沢さんを突き動かしたのは、漫画家を目指して上京した5年後、原爆症に苦しみ、1966年に60歳で他界した母キミヨさんの死だった。

 荼毘(だび)に付すと、頭蓋骨(ずがいこつ)も灰になっていた。「原爆は骨まで奪うのか」。中沢さんの妻ミサヨさん(77)は、母の葬儀を終えて広島から東京の自宅に戻るまで、一言も発せず考え込んでいた中沢さんの姿が忘れられない。

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